儚く灯るネオンの河を抜けて 辿り着いた安酒場に腰を下ろす 今夜もバーボンの海に溺れて眠ろう 琥珀色の海に希望の船を浮かべ 波紋状に広がるブルースの香りに酔おう 刹那の快楽 グラス越しの幻 ここではみんな傷を舐め合いながら 魂の銃弾を磨いている カウンターの隣の男が俺に言った 「戦争は終わったよな?」 俺は戸惑いながらこう答えた 「あぁ、遥か昔、12月8日に終わったよ」 デュアンの切なく香るスライドを今は聴きたくない ジョンのバラードが聴きたいだけさ